『プロレタリアの反搾取闘争と、消費社会批判の狭間にある学生運動』と題された論文冊子。著者表記は「行動提起と探求のための革命的センター」Centre Révolutionnaire d’Initiative et de Recherche (CRIR)。この組織は、1965年春に結成された「介入と探求のための革命的センター」Centre Révolutionnaire d’Internvention et de Recherche (CRIR)が元になっている。この前身組織は、「共産主義学生連合」UEC(共産党系)から除名された構造改革派(Le Nouveau clartéの項を参照)のアンドレ・セニク、ミシェル・フォルネル、ピエール・カンらを中心に、同じく65年にカトリック系学生組織の「キリスト教学生青年団」Jeunesse étudiante chrétienne (JEC)から除名された左派(キリスト教大学青年団Jeunesse universitaire chrétienne JUC)や、JECの分派であるプロテスタントの学生を糾合して作られた。CRIRの略号を保ったまま、1968年前後に正式名称を変更している。活動の中心は理論分析に置かれた。