Servir le peuple

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『人民に奉仕する』。発行主体は「共産主義作業集団」Groupes de Travail Communistes (GTC)と「青年共産主義者連合(マルクス=レーニン主義派)」UJC-ml。GTCは、UJC-mlの活動家による工場潜入を通じてオルグされた労働者が自律的に組織する集団で、来るべき革命党の基礎となると考えられていた(UJC-mlについては、Cahiers marxistes-léninistesの項と、VICTORIE pour le VIETNAMとla cause du peupleの項も参照)。収録した第20号(1968年5月1日号)は「CGT万歳」と表紙に大書しているが、これはCGT執行部への皮肉を込めたもの。たとえば2頁以降では、ルノー・ビヤンクール工場の例を挙げながら、執行部批判が展開されている。この時点で学生運動を無視する点に、UJC-mlの「工場第一主義」がよく表れている。第22号(特別号、1968年5月21日号)にも、同様の傾向が見られる。

servir le peuple n°20 servir le peuple n°special 22
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n°20
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